(ALLPHOTO BY MORISHITA YUKARI /
http://web.mac.com/morissie)
照明の灯りでもなく、映像でもなく、
炎の灯りの中でのステージをずっと思い描いてきた。
火の持つ力。それは凶器であって、生命を養う源。
そんな自然の灯りの中で、いつかライブをしてみたいと、結成当時から思ってきた。
12/15月見ル君想フでのイベントでは
そんな目標をひとつ実現できた一日であったように思う。
今年出会ったかけがえのない人の一人、森下友加里さん。
フォトグラファー、VJ、そしてキャンドルアーティストとして、
本当にマルチに活躍されている森下さんには、
アーティスト写真やライブでの撮影を度々手掛けていただいている他、
この夏にはVJ morissieとして映像で参加していただいて、
いっしょにステージをつくり、
そして今回、初めて彼女のキャンドルとコラボレーションすることができました。
1メートル近い高さのキャンドルを約20本、ステージに並べてのライブ。
柱のように大きくどっしりとしたキャンドルが一斉に点火されると、
ものすごい迫力がステージを覆う。
朝霧JAMやフジロックフェスティバルでも実際に使用され、
さまざまな場所で、いろんな外気に触れてきたこのキャンドル達。
一本一本がすべて手作りということもあり、
他にない、あたたかさとパワーをステージに添えてくれたように感じます。
そして、この日のライブには、個人的に特別な思いも。
ちょうど半年前の6/15、この月見ル君想フでのCojokのライブは
CirculerTone Recordsの旗揚げとなった一日でした。
あの時この場所には、初めての出会いがたくさんあった。
そして、あの時出会ったそんな方々が、半年後のこの日、再びこの場所に集まって、
Cojokのステージを見届けてくれているということ。
そのことに、言葉に言い表しようのない感慨を覚え、背中を押され、
力の限り、熱い気持ちで演奏しきった。
まったく迷い無く、自分たちの精魂を出しきったステージでした。
足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
少しでもその思いが届いていれば、幸いです。
また、今回は、Cojokを中心にイベントを企画してくださった
月見ル君想フの高橋さんのご尽力、共演の方々のご協力なしでは実現できませんでした。
スタッフのみなさま、共演のみなさま、ありがとうございました。
Kco
SET LIST
1.Aging Tapestry
2.Kuku
3.Mo'mentina
4.Chilling Sun
5.Fall
6.Prenatalia