今年に入ってバンドとして大きな転機があり、
それと同時に新たな事が色々と決まりつつあります。
なんとも有り難い事に、年明け早々、素晴らしい企画のお誘いをいただき、
今はそれの打ち合わせ、調整の毎日です。
早くも今年最大の試みになるのではないか、という予感がしています。
Cojokの年内の活動の流れも、ほぼ明確に見えてきた感じ。
近々、ご報告させていただきますね。
そして、昨年12/16 青山
月見ル君想フでのワンマンのことを
まだ書いていませんよね。
なかなか、あの時の思いを言葉にする事が出来なくて
Blogに向かうまでに時間がかかり、気がつけば既に次のことへ動き出してて
ふりかえる余裕もない感じで。(毎回このパターンですが。。)
先ず、あのshowに足を運んでくださった皆さま
本当にありがとうございました。
あの日は珍しく、お客さん一人一人の顔がとても良く見えました。
今回のワンマンライブは、ドラムに
unkieの
城戸紘志さん、
ゲストギタリストに
いまみちともたかさんを迎えてのステージ。
そして、ライブPAは
競紀行さんが担当してくれました。
ふりかえるとすれば、
あのライブで特に印象的だったのは、拍手かもしれない。
2曲目の「Arcadia」を演奏し終わると同時に、
驚嘆と喜びのないまぜになった歓声がワッと押し寄せた。
今までのCojokのステージではあり得なかったお客さんの反応。
そして初のアンコールでの演奏。
アンコールをやるつもりは、これまでも今回も初めからなかった。
一本の映画のように、ひとつのショーとして舞台を完結させ幕を降ろすことを、
ずっとポリシーとしてきたから。
だから今回、アンコールの拍手が起こったことに、嬉しさと同時にとても戸惑った。
短い時間の中で、ステージに戻るべきかどうか、迷った。
ただ、これまで自分達の信念を貫くことだけを守り通してきたけれど、
完璧なショーの中では、お客さんからの気持ちに"応える"ことはなかったのではないか。
今回のタイトル通り、この瞬間を大切にしたい。
そんな思いが、足を前に向かせた。
椅子に腰掛け、弾き始めた「Lida」のイントロ。とても静かでささやかな時間だった。
アンコールという形では初めて、今回この場所に集まってくださった方々への
感謝の気持ちを、Cojokなりに表せたと思う。
あと、もう一つ印象的だったのは、終演後、PAの競さんが満面の笑みで
楽屋まで駆けつけてくれて、「良かった!」って言ってくれたこと。
あんな競さん見たの初めてで。嬉しかったです。
今回の遠征は本番の前々日から東京入りし、2日間みっちりリハーサルを行った。
限られたわずかな時間の中で、伝え合えること、調整すべきこと、
必要な物事を確認し、出せる力は使い果たし、絞れるアイデアや知恵は、
最後の一滴まで絞り切った。
いまみちさんとの四人編成での「Aging Tapestry」
城戸さんのピアノを迎えての「The Piper」など、特別なセクションも
織り交ぜて全体を構成し、それらを一貫したひとつの物語としてまとめ、
「Cojokとしてのshow」として成立させるために、自分達の技量を超えて
必死で奔走した時間だったように思う。
周りの方達の力添えで、
無事に90分のステージをやりきることが出来ました。
主催者としては至らぬ部分が多々あり、ご迷惑もおかけしました。
そして、今回は城戸さんのご家族にも本当にお世話になりました。
心より感謝いたします。
ライブから随分と経ってしまったけど、あの日観に来てくださった
根岸孝旨さんからいただいた言葉があって
「完璧だった。何も言う事ない。ただ、あえて言うならば、その完璧さが欠点でもある」
この言葉がずっと頭の中に残っている。
既に今、具体的になりつつある新たな挑戦の舞台で、
ひとつ向こうへ進みたい。
SET LIST
M-1 She Knows It
M-2 Arcadia
M-3 Mo'mentina
M-4 Chilling Sun
M-5 Ocean In Your Arms
M-6 Tettiu
M-7 Aging Tapestry*
M-8 Origin*
M-9 The Melody I Will Hum
M-10 The Piper
M-11 Iris
M-12 Lagoon
M-13 The Kisses
M-14 Ewlias
Encore - Lida
*……いまみちさん参加曲